ファニーメイ:30%減配、70億ドルの優先株発行へ-環境悪化に向け増強

米住宅抵当金融投資大手のファニーメイ(連 邦住宅抵当金庫)は4日、30%の減配と70億ドル(約7700億円)の優先株発 行計画を発表した。住宅市場と信用市場の一段の環境悪化を見込み、資本を増 強する。

発表によると、同社は四半期配当を1株当たり35セントと、従来の50セ ントから引き下げる。また、今月中に優先株発行を計画している。優先株によ り、「2008年末まで堅固な資本基盤を維持できる」としている。

同業のフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)も先週、配当を50%引き 下げ、60億ドルの優先株を発行した。両社は不良債権に絡む損失増により資本 水準が低下している。

フォックスピット・ケルトン・コクラン・キャロニア・ウォーラーのアナ リスト、ハワード・シャピロ氏は、ファニーメイは「フレディマックと同様に、 市場の展開による影響を受けている」として、「フレディマックに比べると若 干必然性は低く機に乗じた動きとみられるが、信用市場の問題に直面している のは両社とも同じだ」と述べた。

発表は通常取引終了後だった。ファニーメイ株は時間外取引で一時、1.28 ドル(3.6%)安の33.90ドルとなった。通常取引終値は35.18ドル。

ファニーメイ債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS) の保証料も上昇した。フェニックス・パートナーズ・グループによると、ファ ニーメイのCDSスプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇し42bp。CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する保証料1000 ドルを意味する。CDSスプレッド上昇は信用の質が劣化したとの認識を示唆 する。

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