豪中銀:政策金利を6.75%で据え置き、予想通り-豪ドル下落(2)

オーストラリア準備銀行(RBA)は4日 に開いた政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを 11年ぶりの高水準である6.75%に据え置いた。米国の住宅不況と信用市場動揺の 影響を見極めるため、据え置きを決めた。

ブルームバーグ・ニュースが実施した調査では、エコノミスト27人全員が 据え置きを予想していた。RBAは8月と11月に利上げをしている。

豪州経済はこれまでのところ、米国の景気減速や金融市場の混乱の影響を 乗り切っている。個人消費の堅調さや、中国と欧州への輸出拡大が豪景気を支 えている。低失業率と賃金上昇を背景としたインフレ圧力に対応し、中銀は2008 年1-3月(第1四半期)に追加利上げをする可能性がある。

オーストラリア・ニュージーランド銀行のエコノミスト、トニー・ピアソ ン氏は「据え置きの一因は、世界市場をめぐる不透明感だ」として、「世界の 金融市場への懸念とその影響がどの程度のものになるかの不安がなければ、一 段の利上げの根拠は明白だ」と述べた。

発表を受けて豪ドルは下落。シドニー時間午前9時38分現在は1豪ドル=

0.8704米ドルと、発表直前の0.8740米ドルやアジア時間4日遅くは0.8756米 ドルを下回っている。

RBAは今回初めて、金利据え置きの決定に関する声明を出した。RBA のマルコム・エデイ総裁補佐は声明で「最近の情報は引き続き、オーストラリ アの需要と生産の強さを示唆している。豪経済の余剰は比較的少ない」として いる。一方で、「世界の信用市場におけるセンチメントは最近、悪化」し、「主 要国・地域の成長見通しは弱含んでいるとみられる」との認識を示した。

RBAのスティーブンス総裁は11日にシドニーで講演する。同総裁は米経 済の軟調が豪州経済に与える影響に言及する可能性がある。

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