欧州債:10年債続伸、質への逃避-米サブプライム懸念と世界株安で

欧州国債市場では、ドイツ10年国債相場が 続伸。米サブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅ローンに端を発する信用 コスト上昇懸念が広がったのに加え、世界株安を背景に安全資産としての国債需 要が強まった。

ユーロ圏で短期借り入れコストが大幅上昇するに伴い、10年債利回りは1 週間ぶりの低水準まで下げた。JPモルガン・チェースのアナリストらが、債券 市場悪化で利益が圧迫されるとの見方を理由に米証券大手4社の2008年通期利 益見通しを下方修正した。これを受けて、株式相場は下落した。

アンシンジェール・ドゥ・ボーフォールの債券アナリスト、マーク・オスワ ルド氏(ロンドン在勤)は、「現時点では難しいことではないが、信用に関する 新たな悪いニュースが出てくる限りは、利回りが現行水準を大きく上回ることは ないだろう」との見方を示した。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後4時13分現在、前日比4ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01ポイント)下げて4.02%。同国債(表面利率

4.25%、2017年7月償還)の価格は0.34ポイント上昇の101.78。2年国債の利 回りは同1bp上げて3.78%だった。

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