政府:来週前半にも原油高対策-首相「経験踏まえ危機乗り切る」(3)

福田康夫首相は4日午前の閣僚懇談会で、原 油価格高騰の深刻な影響を受ける中小企業や国民向けの支援策をまとめるよう関 係閣僚に指示した。大田弘子経済財政担当相を中心に策定して来週前半の発表を 目指す。町村信孝官房長官が閣議後会見で明らかにした。

福田首相は同日夕、「過去の体験を踏まえて、この危機を乗り越えなければ ならない」と述べた上で、「原油高の動向をよく見極めなければならない」と語 り、注視する姿勢を示した。

首相は「原油高の影響を受ける方もたくさんいる。特に中小企業の方や寒い 地方の灯油の問題もあるので、どういう対応をするか、与党で議論しているとこ とだ。できるだけ早く結論を出して対応すべきとことで対応したい」と語った。 同時に「中長期的に、資源全般に供給が厳しくなる可能性がある」と指摘し、 「省エネや技術開発も必要だ」と強調した。

町村氏は午前の会見で、現時点で想定される具体策について聞かれ、①中小 企業の資金繰り対策のための金融支援②荷主への価格転嫁ができない運送業者対 策③建設業を含めた下請け対策-などを例示。その上で、「灯油などが上がると 国民生活への影響も出てくる。直接価格をコントロールするわけにはいかない中 でどういうことができるかなど、業界のみならず国民生活、消費者の立場に立っ ても何かできることがあるのかを考えてみたい」と述べた。

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