債券相場は午後に一段高、10年入札結果順調で―先物は連日の高値更新

債券相場は一段高(利回りは低下)。午後零 時45分に発表された10年利付国債の入札結果が順調だったことから、買い安 心感が広がった。先物市場ではヘッジ売りを買い戻す動きが強まり、中心限月 は前日に記録した年初来高値を更新した。

モルガン・スタンレー証券債券ストラテジストの伊藤篤氏は、「クーポンが

1.5%水準に低下したために不安があったが、新しい銘柄に変わったことで、需 要が強くあった」と指摘。そのうえで、「入札結果が非常に強かったため、午後 に入って活発な買いが入った」と説明した。

財務省が4日実施した表面利率1.5%の10年利付国債(289回債)の入札 結果では、最低価格が100円18銭(最高利回り1.479%)、平均落札価格は100 円19銭(平均利回り1.478%)となった。

最低落札価格は、ブルームバーグ・ニュースがプライマリーディーラー13 社にヒアリングして出した市場予想(100円15銭)を上回った。最低と平均価 格の差であるテールは1銭となり、前回債と横ばい。応札倍率は3.19倍と前回 債の3.06倍を上回るなど、順調な結果だった。

東京先物市場の中心限月12月物は午後に入り、上げ幅を一気に広げ、零時 50分前後には前日比40銭高の137円73銭まで上昇。中心限月の日中ベースと しては2006年1月以来の高値をつけた。その後は137円60銭付近で取引され ている。

現物債市場で新発10年物の288回債利回りは、午後に入って水準を大きく 切り下げている。一時は4.5ベーシスポイント(bp)低い1.405%まで低下し、11 月22日以来の低い水準をつけた。その後は1.41-1.415%で推移している。

中期債相場も堅調。5年物の66回債利回りは4bp低い0.96%まで低下し ており、新発5年債としては昨年2月以来の低水準を記録した。

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