宝鋼と中国鉄鋼数社:英豪リオへの買収提案を検討、関係者が協議(2)

中国9位の鉄鋼メーカー、首鋼総公司の陳 漢宇氏は4日、複数の中国鉄鋼メーカーと同国政府が共同で英豪系の鉱業大手 リオ・ティントへの買収提案を検討していることを明らかにした。リオ・ティ ントに対しては、豪鉱業大手BHPビリトンが1340億ドル(約14兆8000億 円)で既に買収を提示しており、これに対抗する動きとなる。

陳氏は北京でのインタビューで「この問題はトップ級の関係者の間で協議 中だ」と述べた。中国鉄鋼工業協会(CISA)の戚向東副事務局長も同日の インタビューで、買収案について協議があったことを明らかにした。

BHPがリオを買収すれば、統合後会社は鉄鋼の主要原材料である鉄鉱石 のアジア市場でほぼ5割のシェアを握るため、中国の鉄鋼各社はこの買収を阻 止したい考え。中国が豪企業に買収を提示する場合、豪州の投資監督当局と政 府による承認が必要となる。

首鋼傘下の北京首鋼の株価は、4日の深セン市場で上昇。現地時間午前11 時6分(日本時間午後零時6分)までに、最大3.1%高の7.65元まで上昇した。 シドニー市場ではリオ株が下落。シドニー時間午後2時50分(日本時間同零 時50分)現在、2.7%安の144.18豪ドルとなっている。一時、3%安まで下 げていた。BHP株は最大1.6%下げた。

鉄鋼最大手

首鋼の陳氏は「中国の大手鉄鋼メーカー数社と中国政府が買収提案で協力 する可能性がある」と述べた。

中国紙、21世紀経済報道(オンライン版)は4日、中国最大の鉄鋼メーカ ー、宝鋼集団が同国の同業数社とともにリオへの買収提案を検討していると報 じた。宝鋼の徐楽江会長の話として伝えた。同社の広報担当、ファン・シュン ピアオ氏は、買収提案に関するいかなる協議も認識していないと述べた。リオ の広報担当者、アマンダ・バックリー氏には電話したが、連絡が取れていない。

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