ゴールドマン・サックスの村上氏:どの程度悪化するかが焦点-短観

【記者:亀山律子、鎌田泰幸】

12月4日(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス証券の村上尚己シニ アエコノミストは4日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで、14日に 発表される日銀短観の見通しなどについて語った。主な発言内容は以下の通り。

日銀短観の見通し・注目点について:

「悪化すると思っている。どの程度悪化するのかがポイントだ」

「製造業では円高も進んでいるし、アメリカの景気の不透明感も高まってい る。非製造業については、改正建築基準法の話が出ている。これらがどれぐらい 景況感を押し下げるのかというのが一番注目される」

中小企業の景況感について:

「コスト高を販売価格に転換できないという構造が続く中で、プライシング パワーが大企業と中小企業のどちらかにあるかというと大企業の方にある。中小 企業は当然利益が圧迫される。恐らく今回の景況判断DIも大企業の悪化以上に 中小企業は悪化する」

中小企業製造業の景況判断DIについて:

「9月調査でプラス1だったので、マイナス3、4になる可能性は高い」

短観の景況感について:

「10-12月の景気の状況について最初に出てくる確かな情報というのが短 観。企業の経営者が足元の景気についてどのように判断しているのかというサー ベイだが、一番方向感が分かる統計なので極めて重要だ」

利上げの見通しについて:

「各マクロ指標を見ると、短観も悪いだろうし、景気減速を示すものが多く、 先行きのリスクも高まっているので、当然利上げはしばらくない」

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