クミアイ化株が急反発、前期は一転増益へ-ブラジル向け除草剤伸びる

農薬を中心とした化学品の製造・販売を手 掛けるクミアイ化学工業の株価が買い気配で始まり、寄り付き後は一時44 (23%)高の238円と取引時間中では10月24日以来の高値水準を回復した。国 内で利益率の高い水稲用除草剤の販売が堅調だったほか、ブラジル向けを中心に 除草剤の海外販売も伸びたとして、前期(2007年10月期)の業績予想を3日に 上方修正。一転して増収増益となったもようで、良好な収益を評価した買いが先 行している。

クミアイ化の07年10月期の連結業績は、売上高が前の期比1%増の395億 円(従来予想は4%減の376億円)、営業利益は同15%増の7億6000万円(同 61%減の2億6000万円)となったもよう。国内では、主力の「トップガン」や 「テラガード」といった高採算の水稲用除草剤の販売が順調だった。また海外に おいては、綿花栽培用の除草剤である「ステープル」、水稲用除草剤の「ノミニ ー」の2品目が、従来販売の中心だった米国のほか、ブラジル向けでも大きく伸 びたという。前期決算は12月19日に発表予定。

飽和の国内は採算重視、海外で成長戦略

同社経営管理部長の細川寛治氏は、「農薬市場が飽和気味の国内では高採算 品に注力することで利益を確保し、海外で売上成長を目指すといった戦略が奏功 した」と話している。また細川氏は、清水工場を休止し、主要製品は国内の2工 場で製造する体制に集約したことで、「製造原価や販売管理費の効率化につなが っている」ともしていた。

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