百貨店5社:11月売上高は三越除く4社がプラス、冬物衣料・食品好調

百貨店大手の高島屋、三越、伊勢丹と大丸、松 坂屋を傘下に持つJ.フロントリテイリングが3日、11月の売上高(速報ベース) を発表した。三越を除く4社が前年を上回った。今年は前年に比べ、土曜日が1日 少なかったものの、気温の低下に伴い、コートなど防寒衣料が好調に推移した。歳 暮ギフトの早期受注が寄与し、食料品もおおむね順調だった。

伊勢丹の全店売上高は前年同月比2.1%増。連結売上高の3割超を占める本店 (東京・新宿)は同2.7%増だった。高島屋は同0.5%増(国内百貨店子会社を含む 18店舗)だった。米サブプライム(低所得者向け)住宅ローン問題などが響き、宝 飾品が同0.2%減、ユーロ高による値上げの影響により特選衣料雑貨が3.5%減と不 振だったが、食料品は2.9%増と好調だった。

大丸は、グループ子会社を含めた百貨店事業の合計で同3.1%増(不動産賃貸 料収入を除く)となった。直営店舗では同3.4%増(同)。同数値はオープンから 1年が経過していない「ららぽーと横浜店」(3月に開業)、「浦和パルコ店」(10 月10日開業)を除いている。6日に移転オープンした東京店は同22.3%伸びた。

松坂屋も、子会社の横浜松坂屋を含めた百貨店事業合計で同2.9%増。全店で 開催した「中日ドラゴンズ日本一記念セール」が好調で、直営8店舗のうち、5店 舗がプラスとなった。

一方、三越は同3.4%減(店頭売り上げベース)。他社同様、コートやブーツ など冬物商材が売れ始めたほか、歳暮ギフトの早期受注も好調なスタートを切った が、全体を押し上げるには至らなかった。日本橋店での前年の大口受注の反動や銀 座店における一部ブランドの契約終了に伴う売り上げ減の影響が続いた。

11月売上高速報(前年同月比%)
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髙島屋          0.5
大丸             3.1
松坂屋           2.9
伊勢丹           2.1
三越           ▲3.4
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各社の株価終値は、高島屋が前日比11円(0.8%)高の1381円、三越は同10円 (1.9%)高の550円、J.フロントリテイリングが同29円(2.9%)高の1038円、 伊勢丹は同30円(1.9%)高の1645円。

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