ブラジル、インド、中国のIPOが好調-世界的な株安のなか

世界の株式相場が5年ぶりの大幅な下落局面 を迎えているなか、投資家はブラジルやインド、中国の新規株式公開(IPO) で利益を上げている。今後もしばらくこの状態は続く見通しだ。

ブラジル最大の証券取引所を所有するボベスパ・ホールディングは、10月 26日の上場以降の株価上昇率が47%と、同国株の指標ボベスパ指数(1.1%) を上回っている。インドのマンドラ・ポート・アンド・スペシャル・エコノミ ック・ゾーンの株価は先週のIPO以降110%上昇。スポーツ衣料小売りの中国 動向も10月9日の取引開始からの株価上昇率が23%と、香港株の指標ハンセン 指数(1.5%)を上回っている。

世界の企業がIPOによって今年これまでに調達した資金は計2550億ドル (約28兆1970億円)で過去最高。その半分以上を占めるのが、先進国の3倍 以上のペースで経済が成長している新興市場だ。9月30日以降に株式を公開し た消費、工業、金融関連企業の株価は平均11.5%上昇。これに対して世界の株 式相場の指標MSCI世界指数は1.4%の下落となっている(ブルームバーグの 集計データ)。

アメリカン・センチュリー・インベストメンツ(ニューヨーク)のファン ドマネジャー、アレックス・テッダー氏は「先進国の成長見通しには不透明感 が強いが、新興市場の潜在的な成長力の強さは鮮明だ」と語った。

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