タイの7-9月GDP:前年比4.9%増、予想上回る-輸出寄与(2)

タイ国家経済社会開発庁(NESDB)が 3日発表した2007年7-9月(第3四半期)国内総生産(GDP、季節調整 済み)は、前年同期比4.9%増と予想を上回る伸びとなった。輸出拡大のほか、 軍事クーデターから約1年が経過し個人消費が回復したことが寄与した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト14人の予想中央値で は、前年同期比4.4%増が見込まれていた。4-6月(第2四半期)は同

4.3%増(改定値)だった。

今年1月以降の5回に及ぶ利下げで内需が回復し始めたことを受け、タイ 中央銀行は最近2回の政策決定会合では政策金利を据え置いた。軍部主導によ る暫定政権は民政復活とクーデター以来低迷している景気回復を目指し、今月 中に総選挙を実施する計画だ。

タイの7-9月期GDP伸び率はブルームバーグ・ニュースが通貨動向を 記録している東南アジア6カ国中で最低。シンガポールのGDP伸び率が

8.9%と最高で、インドネシアの6.5%がタイに次ぐ低い伸び率だった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト11人の調査中央値で は、タイの今年のGDP年間伸び率は4.3%と、01年以来の低成長が見込ま れている。政府見通しは4.5%。

NESDBのアムポン・キティアムポン事務局長は記者会見で、「世帯消 費が回復し始めているのは非常に良い兆候だ」と述べ、「海外受注増加への対 応で輸出業者が生産を拡大したことから、製造業部門への投資も増えている」 と説明した。

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