2008年は米国株買いを、企業収益拡大で-ベアー・スターンズとUBS

米ベアー・スターンズやスイスのUBSの ストラテジストは、米企業収益が拡大する可能性があるほか米経済がリセッシ ョン(景気後退)入りを回避するとの見通しを手掛かりに、2008年に米国株を 購入することを推奨した。

UBSは、来年の世界の株価指数の10%上昇を米国株がけん引するとの見 方を示した。日本株の組み入れ比率を引き上げる一方で、欧州株の比率を下げ ることも助言した。ベアー・スターンズは指標となる米国債利回りが2年ぶり の低水準となったことを受け、株式と現金の組み入れを増やし、債券の保有を 減らすべきだと指摘した。

UBSのストラテジスト、ジェフリー・パルマ氏(コネティカット州スタ ムフォード在勤)は3日付のリポートで「2008年の株式相場は素晴らしくはな いにしても、堅調な上昇となる可能性が高い」と指摘。収益と比べて割安感の ある株価や「金融セクターの不透明感の終息」、企業買収が株高を促すだろう と分析した。

ベアー・スターンズの投資責任者、ジョナサン・ゴラブ氏は顧客向け文書 で、推奨する株式組み入れ比率を70%と、現在の65%から引き上げるとともに、 現金比率は10%から15%に変更した。一方、債券については現行の25%から 15%に下げることを推奨した。

組み入れ比率変更の理由としてゴラブ氏は、ここ2カ月の株価下落を受け 「株式投資のリスクに対する見返りの比率が向上している」ことや、最近の債 券利回り低下は主にリスク回避によるもので、その流れは時間が経つにつれて 反転する公算が高いとの見方を挙げた。

またUBSのパルマ氏は日本株について、「かなり割安感がある」として 投資判断を「ニュートラル」と、従来の「大幅にアンダーウエート」から引き 上げた。一方、欧州株は景気減速やユーロ高を理由に「ニュートラル」から 「アンダーウエート」に後退させた。

UBSは大型株や増益率の高い銘柄が好調に推移すると見込んでいる。パ ルマ氏は、S&P500種株価指数の構成銘柄の増益率は10%を下回るものの、 米経済がリセッション入りする可能性は低いとの見方も示した。

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