日中外相:両国は「相違点」の克服可能、円借款にも署名-高級対話(3)

「日中ハイレベル経済対話」出席のため中 国訪問中の高村正彦外相は1日、中国の楊潔チ外相と中国外務省で会談した。 会談後、同省で記者会見した両外相は、日中両国はそれぞれの「相違点」を克 服できるとの認識を表明した。

それによると、楊外相は会談で「相互努力を通じて、われわれは満足でき る対話を行うことが可能だろう」と述べた。これに対し高村外相も、将来の関 係発展について協議していきたい考えを示した。

会談終了後、両国は来年3月に正式に終了する対中円借款と、両国の警察 当局の捜査段階での協力を定めた条約に署名した。最後となる対中借款の金額 は明らかにされていない。

両外相らは、双方の懸案となっている東シナ海ガス田の共同開発問題につ いても意見交換する見込みだが、問題の解決には至らないとみられる。高村外 相は記者団に対し、東シナ海のガス田開発問題を解決しようとする中国側の強 い決意を感じたと話した。このほか、両国間の一段の軍事交流や台湾の問題に ついても話し合われる公算だ。

日中ハイレベル経済対話には両国の通商担当相や財務相らも出席。両国が 35年前に国交正常化を果たして以来、最も包括的かつ高級な対話となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE