欧州株(30日):続伸、FRB議長発言で利下げ期待強まる-金融株高い

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欧州株式相場は続伸。バーナンキ米 連邦準備制度理事会(FRB)議長が29日の講演で追加利下げに含みを 残したことが背景だった。

回路遮断器製造大手の仏シュネデール・エレクトリックは上昇、こ こ3日間の上げは03年3月以来最大だった。高級車メーカーの独BMW は2週間ぶりの高値を付けた。米国の借り入れコストが低下すれば景気 が持ち直すとの観測が押し上げ要因だった。またスイスのUBSと 英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)を 中心に金融株が高い。

ダウ欧州株価指数は前日比1.3%高の370.35で終了。月間ベースで は4.7%下落と、06年5月以来最大の下げとなった。

ニュー・スター・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 エドワード・コリンズ氏(ロンドン在勤)は、「市場参加者は次回FO MCで追加利下げが実施されると完全に織り込んでいる」と述べた。さ らに、「市場参加者は利下げによる景気安定に期待している。リセッシ ョンへの不安は根強い」と語った。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンのデフォルト (返済不履行)に関連した損失で景気拡大が抑制されるとの兆候を受け て、米国株式市場では今週、4年ぶりの調整が明確になった。

LIBOR上昇

英国銀行協会(BBA)によると、3カ月物ユーロ建てロンドン銀 行間貸出金利(LIBOR)は30日、前日比3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01ポイント)上昇の4.81%と、2001年5月以来、6年半ぶり の高水準となった。上昇は13営業日連続。

バーナンキ議長は29日夕、ノースカロライナ州シャーロットで講演 し、「金融市場の動揺が再燃したことによって、景気見通しも過去1カ 月に重大な影響を受けた」として、「米連邦公開市場委員会(FOM C)は景気見通しとリスクバランスに大きな変化があったかどうかを判 断しなければならないだろう」と述べた。

シュネデール・エレクトリックは前日比1.8%高。2008年通期の既 存店売上高見通しを前年比最大8%増に引き上げたことが好感された。 ここ3日間では8.7%の大幅上昇となった。BMWは同2.2%上げた。同 社は売上高の4分の1を米国市場に依存する。

UBSは同3.6%高。RBSも3.6%上昇した。クレディ・スイス・ グループは世界の銀行株の投資判断を「アンダーウエート」から「ベン チマーク(標準)」に引き上げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比83.40ポイント(1.31%)高の6432.50。 FTオールシェア指数は同39.14ポイント(1.21%)上げて3280.87。

ドイツのDAX指数は105.33ポイント(1.36%)高の7870.52。 HDAX指数は55.41ポイント(1.40%)上昇し4014.60。

フランスのCAC40指数は72.46ポイント(1.29%)上げ5670.57 で終了した。

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