ECB:年末の資金需要に対応しオペ期間延長-ひっ迫回避狙う(2)

欧州中央銀行(ECB)は30日、市中銀 行の年末の資金需要に対応するため、通常より長めのリファイナンスオペを実 施すると発表した。

発表によると、ECBは来月19日実施のオペの期間を2週間に延長、償還 日は12月28日から1月4日に先送りされる。ECB政策委員会は29日に電話 会議を行い、クリスマスと年末の休暇期間中の「銀行セクターの所要流動性を 満たす」臨時的な措置が必要であることで合意したという。

前日にはイングランド銀行が、年末には短期金融市場「ひっ迫」のリスクが あるとして、市中銀行向け緊急融資の期間を延長すると発表。連邦準備制度も 一連の年末越えのレポ(売り戻し条件付き買いオペ)で資金需要に対応してい る。今年は米サブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅ローンに端を発す る金融機関の損失の影響が広がり、銀行間での資金融通が敬遠され、年末を控 えて借り入れコストが押し上げられている。

ドレスナー・クラインオート(フランクフルト)の債券ストラテジスト、 クリストフ・リーガー氏は、「電話会議で決定したという事実は、ECB政策 委員会の懸念の深さを物語っている」と述べた。「年末というのは資金繰りが 苦しくなるのが常だが、ECBには金利を制御するための手段と決意がある」 と付け加えた。

ECBの発表後、期間1週間の銀行間預金金利は4.09%から3.93%に低下 した。

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