アジア株:上昇、FRB議長発言で米利下げ観測強まる-銀行株が高い

30日のアジア株式相場は上昇。バーナン キ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米利下げ観測を裏付ける発言をした ことを好感した。

オーストラリアのコモンウェルス銀行など銀行株が高い。銅相場上昇を受 け、世界最大の鉱山会社、オーストラリアのBHPビリトンは、3週間ぶりの 高値を付けた。

バンク・ジュリアス・ベア(シンガポール)の投資アナリスト、ニコル・ ジー氏は、「米利下げがあるとの見通しが大きくなっている。信用コストが高 止まりすればリスクが現実化するとの懸念があるため、米利下げは短期的には 安心感を与えるだろう」と述べた。

世界3位の製鉄会社、JFEホールディングスは3カ月ぶりの大幅な上げ。 クレディ・スイス・グループが一部の日本の製鉄株の投資判断を引き上げたこ とが買い材料となった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後5時29分現在、前日比1.1%高 の162.50。このまま引ければ9日以来の高値となる。週間の上昇率は5.2%と、 8月24日に終了した週以来の大幅な上げ。月間では5.2%安と、2006年5月以 来の大幅な下落率となっている。

日経平均株価は前日比166円93銭(1.1%)高の1万5680円67銭で終了 した。

バーナンキFRB議長は29日にノースカロライナ州シャーロットで講演 し、「金融市場の動揺が再燃したことによって、景気見通しも過去1カ月に重 大な影響を受けた」として、「米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気見通 しとリスクバランスに大きな変化があったかどうかを判断しなければならない だろう」との認識を示した。

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