民主:額賀氏証人喚問で協議-鳩山氏も見送り示唆、守屋容疑者逮捕で

民主党は30日昼までに、小沢一郎代表を 除く執行部が野党単独で12月3日に実施することを決めた額賀福志郎財務相と 前防衛事務次官の守屋武昌容疑者の証人喚問について対応を協議した。鳩山由紀 夫幹事長は同日午後、党本部での定例記者会見で、守屋氏が28日に逮捕され、 国会運営で共闘してきた共産党などが方針転換したことから、額賀氏に対する喚 問を見送る可能性を強く示唆した。

鳩山氏によると、同党の輿石東参院議員会長が江田五月参院議長や喚問実施 を決めた参院財政金融委員会の理事との協議を経て、午後2時半から国会内で記 者会見を行って対応を発表する。

鳩山氏は「守屋、額賀両氏に対する証人喚問を同時に行うことに大変意義が あったが、守屋氏逮捕によって不可能になった」と言明。「それから一時賛成し たはずの共産党が態度を変えた。野党共闘が重要だ」と語り、額賀氏だけの証人 喚問には消極的な姿勢をにじませた。

ただ鳩山氏は「執行部として結論は出した。しかし証人喚問の見送りという ことをわたしの立場から申し上げることができない」と説明。「江田議長と参院 財政金融委員会の理事にご説明してご理解をいただかなければならない」と語っ た。

また鳩山氏は、小沢代表について、「わたしが29日に『この問題について 少し柔軟に対応したほうがいい』と申し上げたところ、小沢代表は『幹事長に任 せる』と述べた。執行部に30日午後零時半に招集をかけたが、代表からは『物 理的に間に合わない。一任する』との言葉をもらった」と語った。

民主党の菅直人代表代行も29日の記者会見で、「守屋、額賀氏の二人を並 べて証人喚問という形は当面取りにくい状況の中、議決そのものに共産党が姿勢 を変えている」と述べ、額賀氏に対する喚問を見送る可能性を強くにじませてい る。

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