米国債相場:11月は12年で最大の上昇-信用市場の動揺が影響

11月の米国債相場は、過去12年で最大 の月間ベース上昇となりそうだ。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議 長は29日の講演で、信用市場の大きな変動が米景気見通しに「影響を与え た」と語った。

メリルリンチの指数によると、月初から29日までの米国債投資リターンは

3.2%。トレーダーは12月の米利下げを見込んで米国債相場を押し上げた。

0.5ポイントの利下げもあり得るとみられている。バーナンキ議長は「ガソリ ン価格上昇と住宅市場の低調、信用環境の逼迫(ひっぱく)傾向、株価下落と いう組み合わせは、今後数カ月の消費に幾分かの向かい風となる公算が大き い」との見方を示した。

キャンター・フィッツジェラルドによると、シンガポール時間午前9時 56分(日本時間同10時56分)現在、2年債利回りは3.06%。26日には2004 年12月以来となる2.87%まで低下していた。

みずほ投信投資顧問で運用に携わる中村博正氏は、景気減速と金融市場混 乱で利回りはさらに下がると予想し、雇用と個人消費が減速して2年債利回り は2008年3月末までに2.2%になる可能性があるとみている。

米国債の月間リターンが今月ほど高かったのは1995年5月以来。同月は 1993年以来で初めて米雇用者数が減少した。

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