AIG横山氏:CPIは中期的な利上げ支援、10年債は年明け1.6%へ

AIG投信投資顧問ポートフォリオマネジ ャーの横山英士氏は30日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、10 月の全国消費者物価指数(CPI)がプラス転換したことの債券市場に与える 影響やきょうの相場見通し、今後の長期金利水準などについてコメントした。 主な内容は以下の通り。

朝方発表された10月の全国CPIは、生鮮食品を除くコア指数が前年比

0.1%上昇と、昨年12月以来10カ月ぶりにプラスに転じた。11月の東京都区部 コアCPIは同0.1%上昇した。ブルームバーグ・ニュースの調査では、全国の コアCPIが同横ばい、都区部のコアCPIは同0.1%上昇が見込まれていた。

10月のCPI結果と、市場への影響について:

「予想を若干上回る結果だ。ガソリン価格の上昇などが押し上げ要因とな っているようだ。中期的に日銀の利上げに対して支援材料になってくると思う」

「現在、日銀関係者と市場関係者の注目点は米国市場になっている。CP Iは支援材料ではあるが、短期的にはまだ反応としては大きくないと思う」

きょうの債券相場の予想レンジについて:

「米国市場ではきのう金利低下が進んだので、国内のマーケットもしっか りした展開になると思う。先物12月限は136円90銭から137円40銭辺りを想 定している。新発10年債利回りは1.44%から1.49%程度を予想している」

「月末の最終日なので債券インデックス(指数)が長期化する。今月は特 に、その幅が大きくなるという影響もあって、しっかりしたマーケットになる と思う」

米国の金融政策について:

「バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、インフレとサブプ ライムローン問題からの逆風、これにリスクを明確に打ち出してきている。昨 日のコーン副議長発言もあり、しっかり対応していくのだろう。最悪期は脱し つつある状況だという気がする」

金利水準の評価や今後の見通しについて:

「まだ不安定な状況は続くかもしれないが、金利水準としては今が一番低 いという印象だ。年明けあたりから徐々に、上向いてくると見ている。国内の 状況を考えると、10年債の1.4%という水準は低すぎると思う。少なくとも1.6% より上を想定している。年明け以降は、その辺の水準を目指して上がっていく だろう」

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