インド:7-9月成長率は今年最低の8.7%か、利上げ響く-BN調査

インドの2007年7-9月(第3四半期) の経済成長率は、今年の最低水準になる可能性が高い。インド準備銀行がイン フレ抑制のため政策金利を5年ぶり高水準に引き上げたのが響いたとみられる。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト19人を対象にまとめた予想(中央 値)によると、インドの7-9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比8.7% 増と、4-6月(第2四半期)実績の同9.3%増を下回る伸びとなる見通し。統 計は、ニューデリーで30日正午(日本時間同午後3時半)ごろに発表される。

インドは、インフレ率が目標圏に収まっていることから、利上げ局面は終 わりに近い可能性がある。一方で成長率は中国に次ぐ世界2位の高水準を維持 しており、清涼飲料のコカ・コーラや携帯電話メーカーのモトローラといった 米企業や、ドイツ小売業メトロなど外国企業の投資を集めている。ニューデリ ーでは今週末、約100社の企業が参加するビジネス会議が開催される。

リーマン・ブラザーズ・セキュリティーズのエコノミスト、ソナル・バル マ氏(ムンバイ在勤)は「インドの成長は、製造業が主な足かせになっている 上、これまでの利上げによって抑制されている」と指摘。その上で「成長ペー スは依然としてかなり速い。インドの最大の魅力は、アジア域内で世界的な景 気減速の影響を最も受けにくい国の1つだということだ」と語った。

リーマンは、インドのGDPに占める輸出の割合が23%に過ぎないことか ら、同国経済は米住宅ローン問題に端を発した世界的な成長減速の影響を比較 的受けにくいとみている。

インドの過去4年間の成長率は、年間平均8.6%だった。リーマンは、08 年の成長率が9%になると予想している。

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