午後の日本株は高値圏もみ合い、米重要経済統計控える-売買高は低調

午後の東京株式相場は、日経平均株価が開 始後間もなくに400円超上げてこの日の高値(1万5555円)を付けたものの、 その後は1万5500円を挟んでもみ合い。米国では29日以降、10月の新築住宅 販売件数や個人所得・消費支出、11月のシカゴ購買部協会景気指数といった重 要経済指標の発表が相次ぐ。サブプライム(信用力の低い個人向け)ローン問題 が米国の実体経済にどれくらい影響を与えたか見極めようとして、節目を越えて 買い上げる動きは限られている。午後2時現在の東証1部の出来高は14億9192 万株と、1日を通して活況と言われる20億株に届かない勢い。

米利下げ期待の高まりや外国為替相場の円高修正を受け、午前に買われたキ ヤノンやトヨタ自動車などの輸出関連株の上値は重く、三菱UFJフィナンシャ ル・グループなどの銀行株、三菱商事などの大手商社株も伸び悩んでいる。一方、 原油相場が下落傾向にあることから国際石油開発帝石ホールディングスなどの鉱 業株が下落。武田薬品工業などの医薬品も安い。

豊証券の菊池由文取締役は、「きょうはリバウンドの動きとなったが、1万 5500円はオプション取引の節である上、11月15日に付けた直近高値は1万 5587円であり、1万5500円から上の水準はテクニカル的に重くなる」との認識 を示した。

午後2時28分現在の日経平均株価は、前日比368円97銭(2.4%)高の1 万5522円75銭。TOPIXは同39.46ポイント(2.7%)高の1515.10。東証 1部の騰落状況は値上がり銘柄数1424、値下がり229。東証業種別33指数は、 鉱業や医薬品、空運を除く30業種が上昇。

明治乳、森永乳が上げ拡大

明治乳業と森永乳業が午後の取引から一段高の動きとなっている。明治乳業 は28日、加工乳・乳飲料、ヨーグルトなどの乳商品を2008年3月1日から値上 げすると発表した。東証1部の上昇率上位に明治乳業、森永乳業が並んでいる。 ブルームバーグ・プロフェッショナルによると、午後から大口の取引が成立して いる。

このほか東証1部の上昇率上位には、自社株買いを表明したトランス・コス モス、OKIとのATM事業での提携報道や外国人投資家向け説明会を実施した 富士通、アナリストによる投資判断引き上げがあったTIS、ダイエーなどが並 んでいる。

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