ダイエー株がストップ高、リーマン証が投資判断を最上級に上げ(2)

経営再建中のスーパー、ダイエーの株価が ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。業績底打ちの可能性を指摘し、リーマ ン・ブラザーズ証券が28日付で強気の投資判断に引き上げており、昨日付けた 52週安値(562円)から株価水準を見直そうとする動きが強まった。

午前の取引では東証1部の上昇率2位。ストップ高水準の前日比100円 (17%)高の673円まで上げた。午前9時51分以降は買い注文超過の状態が続 き、ストップ高水準で差し引き80万株の買い気配となっている。

「長い夜間飛行が終わる」

リーマン証では、ダイエーの投資判断をこれまでの「アンダーウエート」か ら2段階引き上げ「オーバーウエート」とし、目標株価を950円に設定した。 佐々木泰行シニアアナリストは、「長期間にわたる収益の低迷と厳しいリストラ クチャリングにピリオドを打ち、業績底打ちの時期が近づいてきた」と指摘した。

今後のダイエーの業績と財務状態について、佐々木氏は「丸紅が提示した3 カ年計画を達成することは難しいが、クレジットカード子会社の譲渡を行う 2008年2月期を底に着実に改善へ向かう」と予想。また、ダイエー子会社の連 結利益への貢献が消滅する一方で、多額の有利子負債に伴う金利負担が減少する ほか、「イオンとの提携に伴う仕入れ条件の改善や、共同物流による経費削減な どの効果が今後は現出することになる」(同氏)との見方も示した。

07年2月期末の1株純資産773円から勘案し、同証では株価下落のリスク は小さいと見ているものの、佐々木氏は「業務改革で丸紅・イオン・ダイエーの 3社間の意見の相違により、提携効果が十分に得られない場合」については警戒 感を示している。

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