シャープ:薄膜太陽電池の年産能力を10倍に-奈良で220億円投資(2)

シャープは29日、220億円を投じ、薄膜 太陽電池の生産能力を増強すると発表した。葛城工場(奈良県)での生産能力 を、現在の年間1.5万キロワットから2008年10月には16万キロワット体制 まで増強する。欧州を中心とする薄膜太陽電池の需要拡大に対応する。量産効 果によりコストダウンも図る。

発表によると、薄膜太陽電池は、ガラス基板の上にシリコンを薄く積み重 ねた構造。結晶系太陽電池に比べてシリコン使用量が約100分の1で済むこと から原材料が大幅に削減でき、生産工程も短いという長所がある。また、高温 地域での発電量が結晶系に比べて多い。その特性を生かし、住宅やビルの窓・ 壁面などの新しい用途への広がりも期待できるという。

ドイツで始まった電力買い取り制度が周辺国にも波及していることから、 温度特性に優れた薄膜太陽電池は需要拡大を続ける欧州地域で特にニーズが高 まっている。

シャープの株価は前日比56円(3.2%)高の1826円(午後2時10分現 在)。

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