米銀の7-9月期利益は5年ぶり低水準、住宅不況など響く-FDIC

米連邦預金保険公社(FDIC)は28日、 2007年7-9月(第3四半期)の米国の銀行と貯蓄金融機関の利益が02年以来 5年ぶりの低水準となったと発表した。住宅ローン関連資産の値下がりや金融市 場の動揺が響いたと分析した。

FDICが28日公表した銀行業界に関する四半期報告書によると、銀行が 貸倒引当金を積み増すなか、第3四半期の純利益は287億ドルと、前年同期の 381億ドルに比べて25%減少した。

ベアーFDIC総裁は記者会見で、「居住用不動産市場の低迷と金融市場 の混乱が第3四半期の業績に大きな打撃を与えた」と述べ、「今後は、住宅不況 の厳しさや経済全般への広がり具合に業界の見通しは左右される」との見方を示 した。

シティグループなどの銀行は、サブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン担保証券市場関連で総額500億ドル(約5兆5000億円)のトレーディ ング損失・評価損を発表している。ベアー総裁によると、米銀の利益減少の大部 分は比較的大手の金融機関によるもの。また、全金融機関のほぼ半数が前年同期 比で減益決算を発表した。

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