米ダラス連銀総裁:インフレ加速のリスクを「深く懸念」している

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は28日、 インフレ加速の可能性を「深く懸念」していると述べ、金融当局者はそうした リスクと、金融市場を「健全で機能的な」状態にすることを比較検討すると述 べた。

フィッシャー総裁はテキサス州アマリロでの講演で、12月11日の次回米連 邦公開市場委員会(FOMC)について「決定は、こうした相反する2つの要 素に基づいたものでなければならないだろう」と語り、自身を含めてインフレ を懸念する「人々が議論に参加している」と指摘した。

同総裁の講演内容は、金融市場の混乱への懸念を強調し、利下げ観測を強 めたコーン連邦準備制度理事会(FRB)理事が同日行った講演内容とは対照 的だった。

米経済について同総裁は、景気減速のリスクがあるとの認識を示した。そ の一方で、「現時点でリセッション(景気後退)が差し迫っているとは考えてい ない」と語り、「米景気は力強く推移してきている」と述べた。

講演後にフィッシャー総裁は記者団に対し、9月と10月の利下げが十分だ ったかどうかについて「まだ分からない」と述べたが、「われわれはいくつか措 置を講じており、一部の圧力を緩和した」との見方を示した。「今から会合まで にどんなデータが出てくるかにも着目する必要があるだろう」とも指摘した。

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