UBS株が4年半で最大の上昇-クレディ・スイスが投資判断引き上げ

28日のチューリヒ株式市場では、資産規 模で欧州の銀行最大のUBSの株価が過去4年半で最大の上昇を演じた。クレ ディ・スイス・グループが、現在の株価水準は証券部門に対する悲観的評価を 示しているとして投資判断を引き上げたことが買い手掛かりとなった。

UBSの株価は前日比6.7%高の54.55スイス・フランと、2003年3月以 来最大の上げ。時価総額は1131億フランとなった。同社株は今年26%下落して いる。クレディ・スイスのアナリストはUBS株の投資判断を「中立」から「ア ウトパフォーム」に引き上げた。

ダニエル・デービーズ氏ら同社アナリストはリポートで、「UBSの新規 資金の伸びは、横ばいまたは純減だった1998年に比べて力強いにもかかわらず、 同社のバリュエーション(株価評価)は98年10月よりも悲観的な水準だ」と 指摘した。UBSの株価は98年10月までの9カ月間に35%下落していた。

UBSが07年7-9月(第3四半期)に約5年ぶりの赤字に転落したのは、 証券部門がサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの焦げ付き問題 から打撃を受けたのが要因だった。クレディ・スイスのアナリストらは、現在 の株価水準はすでに、評価損の追加計上という最悪のシナリオを一部織り込ん でいるとの見方を示した。

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