谷垣氏:次期日銀総裁人事、国際社会が注目-政府・与党責任重大(2)

自民党の谷垣禎一政調会長は28日昼、都 内で講演し、2008年3月に任期満了を迎える日銀の福井俊彦総裁の後任につい て、「どのように進めていくのかというのは日本だけの関心事ではなくて、世界 中から、日本がどう金融政策をかじ取りするつもりなのかを問われることにな る」と述べ、国際社会が注目しているとの認識を示した。

その上で、「『ねじれ国会』で、同意人事で否決されるとストップしてし まう。これをどうさばいていくかだ」と語り、野党が参院で過半数を占める状 況下で、次期総裁人事に政府、与党が担う責任は重大だとの認識を強調した。

谷垣氏は世界経済と日銀の金融政策について、「米サブプライム(信用力 の低い個人向け住宅ローン)が問題視されて、米国の金融秩序や実体経済にも及 んできている状況だ。そういうことが原油価格、為替関係、日本のだけでなく世 界の株価にも影響している」と指摘。「日銀のかじ取りも難しい局面だ」と語っ た。

谷垣氏はこのほか、政府が財政健全化の目標として、2011年度までの国・地 方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を掲げていることについ て「なんとか視野に入ってきたと思うが、国際的に見るとやや緩い目標だ」と指 摘。その上で、「プライマリーバランスを回復したら、10年ぐらいかけて借金の 総額を頭打ちさせる目標で進めるべきだ」と語り、長期債務残高の増加に歯止め を掛ける必要があるとの考えを強調した。

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