午後の日本株は小安い水準でもみ合い、米重要統計控え-新興市場堅調

午後の東京株式相場は、日経平均株価が小 安い水準でもみ合い。国内外で手掛かり材料に欠ける中、米国では28日以降、 米地区連銀経済報告(ベージュブック)など、同国の景況感を確認する上で重要 な経済統計が相次いで発表されるため、積極的に上値を買う向きは少ない。

海外金融機関の損失拡大懸念がドル買い戻し、米景況感の好転を妨げており、 トヨタ自動車など輸出株の一角が下落。海外の金融不安の流れを引き継ぎ、三菱 UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株も安い。世界的な景気減速懸念を 受け、コマツなどの機械株、三菱商事などの大手商社株も売られている。東証業 種別33指数は16業種が下落。

カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役は、「11月中旬から日経平均1 万5000円台前半でもみ合いが続いており、方向感が出にくい。株価水準が低い ので、落ち着けば買いたいとの動きも一部にあり、きょうはネット関連の楽天が 大幅高となっている」と話した。

午後1時55分現在の日経平均株価は前日比53円85銭(0.4%)安の1万 5169円。TOPIXは同2.43ポイント(0.2%)安の1476.35。東証1部の売買 高は概算で14億1008万株。

ソニーは売買代金1位

こうした中で、ソニーがこの日も売買を伴って上昇。キヤノンなども買われ 電機株が上げている。信越化学工業などの化学株も高い。TOPIXは小幅にプ ラスに転じる場面もあった。東証1部の売買代金上位では、ソニーや新日本製鉄、 日産自動車、キヤノン、NTTドコモ、三菱重工業、JTなどが上げている。

新興市場は上げ拡大

また、東証1部市場が下落する半面、国内の新興3市場は堅調に推移してい る。ジャスダック指数、東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数はいずれも午後 の取引から上げ幅を拡大、この日の高値圏で推移している。楽天やディー・エ ヌ・エー、アクセス、サイバーエージェント、ぐるなびなどネット関連銘柄が総 じて買われている。米ゴールドマン・サックス証券や三井住友銀行などから協調 融資を受けることが決まったUSENも反発。

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