「タミフル」「リレンザ」は副作用の警告追加を-FDA諮問委が勧告

米食品医薬品局(FDA)の諮問委員 会は27日、スイスの製薬大手ロシュ・ホールディングの「タミフル」と英同 業グラクソ・スミスクラインの「リレンザ」の2つの抗インフルエンザウイル ス薬について、製薬会社は服用すると精神面で副作用が起きる可能性があると の警告を追記すべきだとの見解を示した。

諮問委員会は、薬の販売が開始された1999年以降、日本と米国で服用し た患者から数百件寄せられた幻覚症状や異常行動に関して、両薬の処方情報が 十分に適切な表記をしていないとの判断を示した。タミフルは昨年11月から そうしたリスクについて注意書きを加えており、当局はその後リレンザ服用患 者についても同様の副作用に関する報告を確認している。

FDAが2年前に初めて副作用に関する懸念を表明して以来、タミフル の販売は減少傾向にある。諮問委員会メンバーによると、追記される警告では こうした副作用はまれで、両薬を服用していない場合でもインフレエンザ患者 に起きる可能性があるという内容になる。

諮問委メンバーのマイケル・ファント氏は「両薬について、服用により ある種の異常行動がみられているのは間違いなく、人々に一段の注意を喚起し、 慎重に見守っていくことが必要だろう」とし、「どのような場合でも警告を強 化することは恐らく間違った判断ではないと思う」と述べた。

FDAは、義務ではないものの、通常は諮問委員会の勧告に従う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE