米フレディマック:60億ドルの優先株発行へ-配当は半分に減額

米住宅抵当金融投資大手のフレディマック (連邦住宅貸付抵当公社)は27日、60億ドル(約6540億円)の優先株を発行 する計画を明らかにした。また、配当を現在の半分に引き下げた。住宅ローン の焦げ付きで減少した資本の増強を図る。

リチャード・サイロン最高経営責任者(CEO)は発表文で、優先株発行 により「現在の市場環境のなかで、住宅市場における当社の重大な役割を果た し続けるのに十分な資本を確保することができる」と説明した。配当は1株当 たり25セントに引き下げられた。

住宅ローン焦げ付きによる損失で、フレディマックの資本準備金は減少し、 規制当局が求める水準まであとわずか6億ドルとなった。住宅差し押さえの増 加と住宅価格下落は、さらにフレディマックの損失を拡大させるとみられる。

ファースト・パシフィック・アドバイザーズで債券運用に携わるトマス・ アテベリー氏は、フレディマックの優先株に投資家はあまり関心を示さないだ ろうとして、住宅市場の問題はまだ「頂点に達してはいない」との見方を示し た。「3-6カ月後に環境はさらに悪化する可能性がある」ため、前倒しで一 括調達を目指しているのだろうと指摘した。

フレディマックは9月に5億ドルの優先株を発行している。このときの固 定配当率は6.55%だった。額面25ドルで発行された優先株は現在約20ドルで 取引されている。

フレディマックは20日に、20億2000万ドルと一部アナリスト予想の3倍 の四半期赤字を発表し、株価は急落していた。優先株についての発表は27日の 通常取引終了後だった。同日の株価終値は1.23ドル(5%)高の25.73ドル。

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