シカゴ連銀のエバンス総裁:当局はすでに十分な利下げを実施-講演

米シカゴ連銀のエバンス総裁は27日、米金 融当局は恐らくこれまでに、金融市場の混乱を鎮め、成長持続を確実にするの に十分な利下げを実施したと指摘した。

エバンス総裁は、先物業協会(FIA)への講演原稿で、現行の金融政策 について「われわれに課された2つの目標を達成する取り組みに沿ったもので あり、金融市場をうまく機能させるのに役立つだろう」との見方を示した。

この日、追加利下げの必要性はないとの考えを示唆した金融当局者はエバ ンス総裁で2人目。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁もニューヨーク州 での講演で、追加利下げはモラルハザードの問題を「拡大」させ、インフレリ スクを高めてしまう可能性があるとの認識を示した。

金融政策の運用方針を討議する連邦公開市場委員会(FOMC)は、12月 11日に今年最後の定例会合を開く。先物取引を基準にした予想によると、同会 合では政策金利が0.25ポイント引き下げられ、4.25%になることがほぼ確実視 されている。

エバンス総裁は「全体的な経済活動が予想を顕著に下回るリスクは依然と してあるが、われわれが講じた措置が保険の役割を果たすため、その可能性は 低いとみている」と語った。

先物市場に関する質問への答えで同総裁は、これまでに発表された経済指 標は、FOMCが10月31日に承認した「インフレ率上昇リスクと成長下振れ リスクはおおむね均衡する」というわたしの景気認識を変えるものにはなって いないと言明。その上で「わたし自身の経済見通しの方が、先物相場に表れて いるように見える経済見通しよりも良好なものに違いない」と述べた。

エバンス総裁は10月のFOMC定例会合で、政策金利を0.25ポイント引 き下げて4.5%にする決議に賛成票を投じた。

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