欧州株:続落、米景気鈍化見通しで企業利益への懸念が再燃

欧州株式相場は続落。米景気鈍化で 企業利益の伸びが抑制されるとの懸念から、資源株やテクノロジー株を 中心に下げた。

製鉄最大手、オランダのアルセロール・ミタルや世界3位の鉱山会 社、英・オーストラリア系リオ・ティントへの売りがかさんだ。ゴール ドマン・サックス・グループが米経済がリセッション(景気後退)に陥 る確率が最大45%まで高まっているとの見方を示したことが嫌気された。 ドイツの製鉄最大手ティッセンクルップはゴールドマンによる株式の投 資判断引き下げが嫌気され下げた。携帯電話端末メーカー最大手、フィ ンランドのノキアも軟調だった。

ダウ欧州株価指数は前日比0.4%安の354.27で終了した。同指数は 今月に入り8.8%下落している。米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローンに関連した損失で世界経済が圧迫されるとの見通しが背 景にある。ダウ欧州50種株価指数は0.1%下げ、ダウ・ユーロ50種株 価指数は0.3%下落した。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントの株式責任者、ジェ ーン・コフィー氏は「現時点でのポートフォリオへのスタンスは非常に 慎重だ」と述べた。「信用収縮の展開により、企業の利益見通しを下方 修正せざるを得ない」と付け加えた。

ゴールドマン・サックスは27日のリポートで、米連邦公開市場委員 会(FOMC)はリセッションを回避するために来年中盤までに3%に 金利を引き下げるとの見方を示した。ゴールドマンはリセッションの確 率が40-45%に上昇していると指摘した。

アルセロール・ミタル

アルセロール・ミタルは前日比2.9%下落。リオ・ティントは同

1.3%安。

ティッセンクルップは同1.2%下げた。ゴールドマンはティッセン クルップの株式投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。独2位 の鉄鋼会社ザルツギッターは同4%安。ゴールマンは同社の株価見通し を158ユーロから130ユーロに引き下げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比39.80ポイント(0.6%)安の6140.70。 FTオールシェア指数は同24.49ポイント(0.8%)下げて3135.71。

ドイツのDAX指数は36.01ポイント(0.5%)安の7531.35。 HDAX指数は12.80ポイント(0.3%)低下し3831.97。

フランスのCAC40指数は24.22ポイント(0.4%)下げ5434.17 で終了した。

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