シティ:アブダビ投資庁が8100億円出資へ-評価損直面で資本増強

米銀最大手シティグループは26日、アブダ ビ投資庁(ADIA)から最大4.9%の出資を受けることで合意したと発表した。 シティは少なくとも80億ドル(約8660億円)相当の評価損に直面し、資本増 強を目指していた。シティはADIAに、75億ドル(約8100億円)相当のエク イティユニットを売却する。

エクイティユニットはシティの普通株に転換される。ADIAはアラブ首 長国連邦(UAE)を構成するアブダビ首長国の政府系投資会社。

シティの暫定最高経営責任者(CEO)を務めるウィン・ビショフ氏は発 表文で「世界で最も先進的で洗練された投資家からの投資により、シティは資 本を増強し、事業拡大の好機を生かすことができる」と説明した。アブダビか らの投資は「資本基盤の強化につながる」と述べている。

シティのチャールズ・プリンス前CEOは、米国のサブプライム(信用力 の低い個人向け)住宅ローン関連の損失で、辞任を余儀なくされた。同氏は損 失によりシティの10-12月(第4四半期)純利益が50億-70億ドル減少する 見通しであることを明らかにし、11月4日に辞任した。シティは損失について 発表した際に、資本を増強する計画を示していた。同社株は26日のニューヨー ク市場で、3.2%安の30.70ドルと5年ぶり安値で終了した。同社は現在、新C EOの人選を進めている。

ADIAが購入するシティのエクイティユニットは、1株当たり31.83-

37.24ドルで普通株に転換される。転換期間は2010年3月15日-2011年9月 15日の間。また、エクイティユニットには年率11%の利子が付く。

発表文によると、アブダビは「シティの経営や企業統治にはかかわらず」、 取締役を「指名する権利も持たない」という。

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