【個別銘柄】ソニー、富士通、フィデリティ銘柄、NIS、テイクギヴ

26日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

ソニー(6758):4.6%高の5500円と大幅続伸。ドバイ政府系投資会社ド バイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)は26日、「かなりの数」 のソニー株式を購入したことを明らかにした。DICのサミール・アル・アン サリ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「ソニーの真に世界的なブラン ド、主導的な地位、世界的な実績の組み合わせが、事業の中期的成長を促進す るだろう」との見解を示す。

富士通(6702):3.3%安の752円と反落。9月中間期連結決算は、営業 利益が前年同期比13%減の439億円となった。HDD(ハードディスク駆動装 置)の価格下落、マイコンや特定用途向け半導体の需要低迷、次世代通信基地 局の先行費用開発負担などが響いた。

アステラス製薬(4503):4.4%高の4940円。800万株(発行済み株式総 数の1.58%)、400億円を上限に自己株式を取得することを決めたと発表した。 資本効率を改善し、株主還元水準の向上を図るため。取得期間は12月3日か ら来年1月18日まで。

オリックス(8591):4.4%高の1万9520円と大幅続伸。25日付の日本経 済新聞朝刊によると、9月末の外国人持ち株比率が67%と発行済み株式数の3 分の2を初めて超えた。特定の外資の支配下にある企業を除くと、国内上場企 業では最高という。外国人株主が同一歩調をとれば、合併など重要事項を決め る「特別決議」が可能となり、経営への影響は大きいとしている。

西松屋チェーン(7545):10%安の1426円と急反落し、東証1部の下落 率3位。11月は気温が例年を上回る日が多く、冬物衣料の需要が低迷して既存 店売上高が前年同月を下回った。ゴールドマン・サックス(GS)証券が投資 判断を引き下げたこと、業績や株価の先行きに対する弱気な見方につながる。

ブリヂストン(5108):1.4%高の1994円と、7営業日ぶりに反発。国内 市販用タイヤの出荷価格を最大で1割値上げすると発表したことを受け、原材 料高の販売価格への転嫁による採算改善が期待された。

NISグループ(8571):17%高の351円で終え、東証1部の値上がり率 トップ。米大手投資ファンドのTPGキャピタルが同社に出資するとの報道を 受け、財務基盤の安定化を期待する投資家などの買いを集めた。

テイクアンド ギヴ・ニーズ(4331):ストップ安となる3000円(13%) 安の1万9800円で比例配分された。東証1部の値下がり率トップ。急速に規 模を拡大した結果、マニュアル化によってプロデュース力などが低下し、ハウ スウェディング(邸宅風結婚式)の受注組数が減少している。施設修繕費もか さむため22日、2008年3月期の連結営業損益予想を黒字から赤字に変更した。

フェローテック(6890):4.8%高の1052円と大幅続伸。半導体業界の生 産拡大などにより、半導体製造装置向け真空シールや石英など主力の装置関連 事業が伸びている。9月中間期業績が事前予想を上回り、会社側は通期(08年 3月期)業績予想を増額した。太陽電池製造装置の貢献から来期も好業績が続 くとみられ、業績期待の買いが入った。

大阪証券取引所(8697):13%高の57万9000円。24日付の産経新聞など は、同社が国内最大の新興株式市場であるジャスダック証券取引所を買収する と報道。同じ新興市場である大証ヘラクレス市場と統合すれば、上場銘柄数が 増加して収益に貢献するとの見方が広がった。

リンナイ(5947):4.4%高の3780円と続伸。26日財務省で確認された株 式の大量保有報告書によると、フィデリティ投信がリンナイ株の持ち株比率を

9.65%から10.68%に引き上げた。このほか、同投信が5.60%保有することが 判明した(従来は5%未満のため報告義務なし)レンゴー(3941)も8.4%高 の881円で終了、一時は883円まで上げ、年初来高値を更新した。

飯田産業(8880):7.7%安の869円と大幅に7日続落。住民税増税や物 価上昇などを背景に、分譲住宅の買い控えがみられる中、同業他社との販売競 争が激化していることから、10月中間期と08年4月通期の業績予想を大幅に 下方修正。年間40円を予定していた配当金計画も同20円に減額した。

住友林業(1911):5.9%高の802円と急反発。クレディ・スイス証券が 22日付で、投資判断を「NEUTRAL」から「OUTPERFORM」に引き上げた。

アルゼ(6425):3.6%高の4300円と反発。9月中間期業績予想を上方修 正。パチスロ機の新基準機入れ替えに伴い、同社の短期レンタルシステムが好 調に推移、海外で展開するカジノリゾートが高稼働を維持していることも寄与 した。中間期の連結純利益は150億円となったもよう。従来予想は34億円。

平和(6412):4%安の1076円と大幅続落。一時1062円まで下げ、年初 来安値を更新した。下半期(10月-08年3月)の販売数量計画を下方修正し たことを受けた動き。三菱UFJ証券は26日付で、投資判断を「2(アウト パフォーム)」から「3(市場平均並み)」に引き下げている。

三和ホールディングス(5929):0.2%高の526円。同社製の電動式防火 シャッターについて、急降下停止装置の誤作動によりシャッターが閉鎖中に途 中停止する可能性があると発表した。対象となるシャッターを無料点検し、不 具合が発見された場合は交換する。朝方は売りが先行したが、徐々に値を切り 上げ、午後にプラス圏に浮上した。

東京電波(6900):0.7%安の1321円。携帯電話の高機能化が進展、欧州 メーカーを中心に全地球測位システム(GPS)対応機や電子マネー対応機の 需要が強い。同社の水晶関連製品に対する引き合いも依然として強く、2008年 3月通期業績の上振れ期待から、一時3%高の1370円まで買われたが、次第 に売りに押された。

日清医療食品(4315):14%高の1373円。提供先の純増に加え、解約件 数を減らす努力が奏功、中間期の連結営業利益は事前の会社計画を7%上回っ た。今通期の業績上振れが期待されたほか、来期も増益を確保できるとの見方 が広がり、買いが優勢となった。

ラオックス(8202):13%安の77円で、東証2部の値下がり率トップ。 パソコン関連商品の値引き在庫処分セールや不採算店舗閉鎖に伴う減損処理な どが響くとして、今期(08年3月期)の業績予想を下方修正。損益ベースの赤 字幅が拡大することになり、収益環境の厳しさが敬遠された。

セブンシーズホールディングス(3750):12%安の75円。東証2部の値 下がり率2位に入った。取引先に対する債権の回収懸念から貸倒引当金繰入額 などを特別損失に計上し、08年3月期の連結純損失が従来予想から拡大する見 通しだと発表した。業績予想の下方修正は3回目で、見通しの甘さなどに対す る厳しい見方が出たようだ。

三城(7455):6.4%高の1500円。国内の眼鏡販売が苦戦し、9月中間期 決算が事前計画に対して未達となったことで売りが先行したが、下げ幅は限ら れ午後に持ち直した。配当利回りが4%超と市場平均を大きく上回っているこ とに着目した資金流入があったもよう。

ジャストシステム(4686):11%安の493円。9月中間決算と08年3月 期通期見通しを下方修正したことを受けた。通期の連結最終損益は33億円の 赤字と、従来予想の赤字額(21億円)から拡大する見通し。データ管理ソフト 「xfy」の不振が主因。広告宣伝費や人件費も重しとなる。

アパマンショップホールディングス(8889):8.0%安の3万4700円。9 月通期連結業績について、売上高、営業利益、経常利益を上方修正する一方、 子会社の減損損失計上で純利益を従来予想の30億円から13億5000万円に下 方修正している。

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