リオ・ティント大幅高、中国から買収案受けるとの観測-中国側は否定

英豪系鉱山会社リオ・ティントの株価が 26日のシドニー市場で、同業最大手の豪BHPビリトンから買収提案を受けて 以来、最大の上昇となっている。資産規模2000億ドル(21兆7000億円)相 当の中国の政府系ファンド(SWF)、中国投資公司がリオ買収で対抗案を提示 する可能性があるとの観測が背景。

中国紙、中国経営報は同日、匿名の関係者の話として、中国投資公司が買 収提案を計画しており、これに宝鋼集団や鞍山鋼鉄集団など中国の複数の製鉄 会社が参加する可能性があると報じていた。中国投資公司の報道官は、この報 道を否定し、間もなく公式な声明を発表すると述べた。中国の製鉄各社の広報 担当者らは、提案については関知していないとしている。

オリエンタル・セキュリティーズのヤン・バオフェン氏(上海在勤)は電 話で、「中国政府がこの買収提案に直接かかわるとすれば、多くの規制上の問題 があるだろう」と指摘。「買収を賄うのに十分な資産が内部にあるとしても、中 国投資公司や他の国有製鉄会社がリオ買収で団結するのは、可能ではあっても 実現性はあまり高くない」との見方を示した。

中国の製鉄会社は先週、日本や欧州企業に続き、BHPによる自社株3株 をリオ株1株に割り当てる株式交換方式の買収提案に反対した。買収が成立す れば、新会社が鉄鋼の主原料である鉄鉱石の輸出市場で占める割合が大きくな り過ぎることがその理由。中国企業から買収提案があった場合、オーストラリ アの競争法に従うことになる。

リオの株価はシドニー時間午後1時54分(日本時間午前11時54分)現 在、137.35豪ドル。一時は9.82豪ドル(7.6%)高の138.22豪ドルまで上 昇した。BHPは1.66豪ドル(4.1%)高の41.93豪ドル。

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