米年末商戦:感謝祭後週末の売上高は増加-平均支出額は減少

感謝祭後の週末の米小売上高は、前年同期 比で増加した。小売店は値引きで客寄せを図り、買い物客の平均支出額は少な くなった。

調査会社ショッパートラックRCTによると、小売店が黒字に転じるとこ ろからブラックフライデーと呼ばれる感謝祭翌日の金曜日(23日)の売上高は 前年同日比8.3%増と、同社の事前予想を上回った。また、全米小売業協会(N RF)によると、週末の来店者数は前年同期に比べ4.8%増え1億4700万人と なった。買い物客1人当たりの平均支出額は3.5%減。

ショッパートラックもNRFも、年末商戦期間を通じた売上高予想は据え 置いている。NRFは5年で最小の前年比伸びを予想。牛乳やガソリンなど必 需品の値上がりと、ここ16年で最悪の住宅不況を受け、小売り各社は値引きで 対応している。

コンサルティング会社アリックスパートナーズのマネジングディレクター、 フレッド・クローフォード氏は「今年の買い物客は欲しい物があらかじめ決ま っているようだ」として、「どこに何が売っているか、どの値段で売っているか をよく知っている」と話した。

また、調査会社コムスコアによれば、オンラインショップの売上高も感謝 祭の22日が前年同日比29%増、23日が同22%増だった。同社によると、オン ラインショッピングが盛んになる「サイバーマンデー(感謝祭後の週末明けの 月曜日)」の26日は1日としての過去最高を更新する可能性がある。

NRFが調査会社ビッグリサーチの調査を基にまとめたところによると、 22-25日までの買い物客の平均支出額は347.44ドル(約3万7800円)だった。 売れ筋はデジタルフォトフレームやカシミアのセーターなど比較的低価格の商 品となり、昨年の高品位テレビ(HDTV)人気から変化が見られたとNRF の広報担当者、スコット・クルーグマン氏は述べた。

消費をめぐる楽観的見方が広がり、23日の株式市場ではほとんどの小売株 が上昇した。米家電量販2位のサーキット・シティ・ストアーズ株は少なくと もここ27年で最大の上昇となった。ウォルマート・ストアーズは1.9%高、タ ーゲットは5.7%高だった。

ショッパートラックによると、23日の売上高は103億ドル。23、24日の2 日間の合計は164億ドルとなり、前年同期に比べ7.2%増えた。同社の共同創業 者ビル・マーティン氏は、両日の売上高を「目覚ましい」と形容した。

ただ、NRFのトレーシー・マリン会長は、「ブラックフライデーは多くの 小売店にとって大成功だったが、年末商戦の成否は12月の最後の2週間になら ないと分からない」と話している。

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