債券相場は大幅安、株価急騰受けて売り優勢に―10年債利回り1.49%

債券相場は大幅安(利回りは上昇)。中国 政府系ファンドが日本株への投資に乗り出すと報じられたことで、午後に入り 株式市場で日経平均株価が急騰したことで、債券市場は売りが優勢の展開。先 物中心限月は60銭を超す下げ幅となったほか、新発10年債利回りは1.49%に 上昇している。

東京先物市場の中心限月12月物は、前営業日比変わらずの137円30銭で 寄り付いた後、徐々に値を下げて、18銭安の137円12銭で午前の取引を終えた。 午後に入ると水準を一気に切り下げ、一時は69銭安い136円61銭まで急落し た。その後は136円60銭台で推移している。

三井住友銀行の宇野大介チーフストラテジストは、午後の円債相場下落に ついて、「中国政府系ファンドが日本株への投資に乗り出すことを明らかにし たことで、日経平均が上昇していることや為替が円安気味で動いていることを 受けて債券相場が動いている」と述べた。

現物債市場で新発10年物の288回債利回りは、0.5ベーシスポイント(bp) 高い1.42%で寄り付いた後、徐々に水準を切り上げる展開。午後に入ると利回 り大幅に上昇して、1時半すぎには7.5bp高い1.49%まで上昇。15日以来の高 い水準をつけた。

日経平均株価は大幅続伸。午後に入ると一段高となり、22日終値に比べて 一時は400円を超す上げ幅を記録した。午前の取引終了後、日本経済新聞の電 子版が、中国政府系ファンドは日本株投資に乗り出すと報じたことを好感した。 米クリスマス商戦の好調な滑り出しを受けてソニーやキヤノン、トヨタ自動車 といった輸出関連株が引き続き高い。

(債券価格)                            22日終値比    利回り
長期国債先物12月物         136.66      -0.63         1.707%
売買高(億円)              30169
10年物288回債             101.80               1.49%(+0.075)
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