中国工商銀:海外投資を今後も模索-英スタンダード銀への出資は否定

時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行 の楊凱生頭取は、同銀行の海外資産が「不十分」であるとし、海外で今後も投資 対象を探していく方針を表明した。ただ、英スタンダード・チャータード銀行へ の出資は否定した。

楊頭取は24日北京で開かれた会合で、「工商銀は海外事業拡大では、買収 と新規プロジェクトを合わせた戦略を進めていく」と指摘。「中国の銀行各行に とって海外事業の多様化は、循環的な景気低迷局面でリスク分散を図る重要な手 段」と述べた。

工商銀は1年前、世界最大規模の株式公開で220億ドル(約2兆4000億 円)を調達し、中国銀行など競合行よりも積極的に事業拡張を進めている。先の 南アフリカのスタンダード・バンク・グループの株式20%取得は、中国企業に よる海外出資としては過去最大規模。

工商銀が中国建設銀行と組んで、英スタンダード・チャータードの一部株式 をシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスから購入するとした 一部新聞報道については、楊頭取は「単なるうわさ」と否定した。建設銀の羅哲 夫副頭取も同じ会合で、「スタンダード・チャータードの一部株式を取得する計 画はない」と述べた。

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