日産自ゴーンCEO:今後も円高がずっと続くとは思っていない(2)

仏ルノーと資本・業務提携関係にある日産 自動車のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)兼社長は23日、最近の 急激な円高進行について「私見だが、今後も円高がずっと続くとは思っていな い。いずれどこかで安定した場合、恐らく今の水準ではないと思う」との見方 を示した。その上で、「われわれは長期的な戦略として現地調達、現地生産を 進めており、為替の短期的な変動により影響されないよう自立化を進めてい る」と述べた。

また、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題などで不 透明感がある北米市場の動向については「来年は1550万-1600万台になると みている。需要が下がっても常に対応できるようにしている」と述べた。ゴー ンCEOは、日産の九州工場(福岡県苅田町)で同日開いた新型車のラインオ フ式典で、記者団の質問に答えた。

日産が同日ラインオフした新型車は全面改良したスポーツ型多目的車(S UV)「ムラーノ」で、来年1月から米国で販売が始まる。ムラーノの今年1 月から10月までの米国販売実績は前年同期比1.5%減の6万8183台。2006年 の年間販売実績は前年比9.6%増の8万1362台だった。

初代ムラーノは2002年に発売され、「日本をはじめ130カ国でヒットとな り、この5年で販売は50万台に到達した」(ゴーンCEO)という。

日産の株価22日終値は前日比3円(0.3%)安の1110円。

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