福田首相:消費増税、時期などに言及する段階でない(2)

福田康夫首相は22日夕、政府税制調査会や 自民党財政改革研究会が社会保障財源としての消費税増税の必要性を指摘した 考え方を相次いで発表したことについて見解を聞かれ、現段階では政府・与党 全体として社会保障の将来像についての結論が出ていないため、消費税増税と その具体的な時期について言及すべき段階にはないとの認識を強調した。首相 官邸で記者団に語った。

この中で、首相は「社会保障全体についてどうすべきか、という議論がさ れている最中だ。全体像がはっきりしないうちに、やれ消費税とか財源がいつ とかいった具体的な話にはならない。その前の段階だ」と指摘した。

また、「経済をしっかりさせるということ、成長戦略をもっとしっかりした ものを打ち立てていくといったようなことを追加的にやる必要がある。無駄を 排すということも同時並行的にやっていかないといけない。そういうこと全体 を捉えてどうするかを考えるべきだ」とも述べた。

さらに、首相は基礎年金の国庫負担割合を3分の1から2分の1に引き上 げるため、2009年度からの消費税増税も今後の議論次第であるのかとの質問に 対し、「議論の結果であって、結果が出る前にそういうことを言え、というのは あまりよくない。そういうことを聞くこと自身が間違えているのではないか。 予想屋と違うのだから」と反発してみせた。

ただ、町村信孝官房長官は同日夕の繰り上げ閣議後の記者会見で、首相が 22日午後に行った共産党の志位和夫委員長らとの会談で、首相は消費税につい て社会保障目的税化の是非までは明言しなかったが、膨張する社会保障財源と して中長期的には消費税を充てることを考えざるを得ない、との認識を示した という。

額賀財務相からの聴取、現時点では予定せず

このほか、首相は、額賀福志郎財務相が建設会社に口利きをしたとの一部 報道に対して十分な説明責任を果たしているかどうかについて聞かれ、「正確に 承知しているわけではない」としながらも、「財務大臣は自分から答えている。 その答えで満足されないなら聞かれたらどうか」と述べた。

首相が、この他にも額賀氏をめぐって報道されているさまざまな問題につ いて事情を直接聞くかどうかについて「問題あるということなら直接聞くこと もあるかもしれないが、そういう場面に今のところない」と述べ、現時点では 予定していないことを強調した。

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