福田首相が民主に政策協議打診、小沢氏は拒否(2)

福田康夫首相(自民党総裁)は22日午後、 民主党の小沢一郎代表と首相官邸で行った党首会談で、インド洋の給油活動再 開や年金問題に関し政策協議機関の設置を打診したが、小沢氏はこれを拒否し た。小沢氏が会談後、国会内で記者会見し明らかにした。首相から再会談の要 請はなかったという。

小沢氏によると、首相は年金や給油問題、自衛隊を海外に随時派遣するた めの恒久法制定に関して協議機関を設置して与党側と合意を得るよう要請。こ れに対し、小沢氏は「応じることはできない。国会の委員会の中で結論を得る よう努力するのがわれわれの方針だ」と拒否した。

また、小沢氏は首相に対し、政府が国会に提出している新テロ対策特別措 置法案については「無原則な当面の必要性や利害だけで軍(自衛隊)を海外に 派遣することは国を誤り、憲法にも反するという基本的考えは変わりない」と 反対する方針を改めて強調。その上で、「いくらお願いされても、ほどほどに折 り合いつける類のことではない」と述べ、妥協する余地はない考えを伝えたと いう。

さらに、小沢氏は防衛省の守屋武昌前事務次官の接待問題や年金記録漏れ 問題をめぐる厚生労働省の対応などについて「政府自らが徹底して腐敗を一掃 する大掃除をやることが先決だ」と注文を付けた。

民主・山岡氏:「大連立」は話題にならず

会談には町村信孝官房長官、自民党の伊吹文明幹事長、民主党の鳩山由紀 夫幹事長、山岡賢次国対委員長らが同席した。山岡氏によると、この日の会談 では、自民、民主両党による「大連立」構想については話題に上らなかった。

党首会談は、米国訪問やシンガポールで開かれた東アジア首相会議(サミ ット)など首相が一連の外交日程を終えたことを受けて野党各党の党首と個別 に会談する形で行われた。首相はこれに先立ち、公明党の太田昭宏代表とも会 談した。太田氏によると、外遊報告と今後の国会運営などについて意見交換し た。

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