訂正:日本株が弱気相場入り-TOPIXが今年の最高値から20%下落

東証株価指数(TOPIX)が年初来高値 から20%下落したのを受け、日本は世界の10大株式市場のなかで最初に弱気相 場入りした。

21日のTOPIXの終値は前日比2.1%安の1438.72と、2005年10月以来 の安値に下落。2月26日に記録した終値ベースでの年初来高値(1816.97)か らの下落率は20.8%に達した。

日本企業は、最大の輸出相手国である米国の景気減速や円高、過去最高水 準にある原油価格によって苦戦を強いられている。TOPIXが2月に記録し た15年ぶりの高値から下落したことは、日本政府の景気てこ入れ努力が壁にぶ つかったことを意味していると、投資家らは指摘する。

リクソル・アセット・マネジメントのフロランス・バルジュ氏は「国内外 両方の景気見通しの悪化が株価動向の足かせになっている」と指摘した。

日経平均株価も弱気相場入りが近い。21日の終値は前日比2.5%安の1万 4837円66銭と、昨年7月以来の安値。2月26日に記録した6年ぶりの最高値 (1万8261円98銭)からの下落率は18.8%となっている。

日経平均株価は東京証券取引所第1部上場銘柄のうち、市場を代表する225 銘柄で構成される株価平均指数。時価総額の合計は313兆円。TOPIXは東 証1部上場の全銘柄(1719社)を対象とする時価総額加重型の株価指数。時価 総額の合計は469兆8000億円。

成長ペース優れず

ベスポーク・インベストメント・グループ(ニューヨーク州)のマネジン グパートナー、ポールー・ヒッキー氏は、TOPIXの20%下落について「い わゆる正式な弱気相場入りだが、過去10年間の日本の成長ペースが優れていた わけでもない」と語った。

今月は大半の株式市場が下落した。米国のS&P500種株価指数は8.6%安 と、月間ベースで2002年9月以来の大幅安になる見込み。1991年以来最悪の住 宅市況の落ち込みに伴う投資損失が、世界最大の経済大国・米国の成長を抑制 するとの観測を反映している。

先進国の株式相場を反映するMSCI世界指数は、10月31日に記録した最 高値から7.9%下落。MSCI新興市場指数も、同29日に記録した高値から11% 下げている。

時価総額で日本最大の企業、トヨタ自動車は21日に株価が2.8%下落し、 1年4カ月ぶりの安値を記録。米販売の鈍化が懸念された。トヨタは、米販売 台数でゼネラル・モーターズ(GM)に次いで2位。

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