ユニデン株が年初来安値、為替差損と米コードレス不振-通期を減額

通信機器メーカーのユニデンの株価が売り 気配で始まり、寄り付き後は一時73円(10%)安の627円と年初来安値を更新 した。午前10時20分現在で、東証1部の下落率3位。円高による為替差損の発 生や、米国でのコードレス電話機器の販売減少を考慮し、2008年3月期の連結 業績予想を下方修正したことで、投資家からの売りを浴びている。

ユニデンは21日の取引終了後、9月中間決算を発表すると同時に、08年3 月期通期の連結業績予想を下方修正した。通期の売上高は前期比14%減の670 億円(従来予想は785億)、前期に30億円の赤字だった最終損益は22億円の黒 字(同33億円の黒字)を見込む。夏場以降の為替相場における円高・ドル安で 為替差損が脹らむ上、主力のコードレス電話の北米販売も落ち込む。

同社財務経理部の小川淳次長によると、海外生産の効率化や調達コスト削減 で採算が改善傾向にあるほか、海上無線やデジタル家電の販売は計画線上で堅調 に推移しているが、「全売上高の約7割を占める北米事業での不振と為替面での 悪影響を補いきれない」という。

米住宅販売と電話受注の連動性は高く、米サブプライムローン(信用力の低 い個人向け住宅融資)問題の広がりによる「米住宅の落ち込みが業績への打撃と なる」(小川氏)格好だ。

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