円スワップスプレッドが拡大、国債に質への逃避買い-米国市場で顕著

円・円スワップ市場では国債利回りとの 格差(スワップスプレッド)が拡大している。米サブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローン問題を背景とした欧米市場の信用不安で、安全資産の国 債に資金がシフトしているためだ。米国市場で顕著な影響を受けている。

ブルームバーグ端末で算出した10年物のスワップスプレッドは前日比1.9 ベーシスポイント拡大の0.2313%と、8月8日(0.249%)以来の高水準にな っている。この日の新発10年国債利回りは約2年2カ月ぶりに1.4%を割り込 む場面があった。

みずほ銀行市場営業部デリバティブ市場チームの安西文博調査役は、「日 本で信用不安が生じているわけではないが、米国のスプレッドの急拡大に影響 を受けている。国債に質への逃避的な動きが生じるのも仕方がない状況だ」と いう。

円のスプレッドに比べて、ドルのスプレッドは拡大が顕著だ。ドル10年 物のスプレッドは0.81%と1カ月で15ベーシス以上拡大している。ドル2年 物は1%を超え、8月の水準を20ベーシス以上上回っている。

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