豪ドル:対米ドルと円で2カ月ぶり安値付近-商品需要減少懸念続く

22日の外国為替市場で、オーストラリア・ ドルが米ドルと円に対して約2カ月ぶり安値付近で推移している。世界経済が 減速し、豪州が輸出する商品に対する需要が減るとの懸念が続いている。

豪ドルはまた、対ユーロで3カ月ぶり安値へ下げた。ロンドン金属取引所 (LME)の金属指数が9カ月ぶり低水準へ下落したことが響いた。世界的な 株安傾向のなか、豪ドルは今月に入り、値下がり率が主要17通貨中で最大。 また、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題の波及で、 豪州の90日物銀行間貸出金利は11年ぶり高水準付近にとどまっている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の為替ストラテジスト、 トニー・モリス氏は「世界経済の成長見通しにどのような陰りが出ても、豪ド ルが影響を受けやすいことを現状は示している」と述べた。

シドニー時間午前8時51分(日本時間同6時51分)現在、豪ドルは1豪 ドル=0.8708米ドルと、前日遅くにアジアで付けた同0.8723米ドルから下 落。前日は同0.8655米ドルと、9月26日以来の安値を付けていた。対円で は、1豪ドル=94円43銭。前日は同93円72銭と、9月11日以来の安値を 付けた。

対ユーロでは1豪ドル=0.5860ユーロ。一時は8月17日以来の安値と なる同0.5840ユーロまで下げた。

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