欧州債:上昇、2年債利回り3.64%-原油高と株安で国債需要高まる

欧州国債相場は上昇し、ドイツ2 年国債の利回りは一時、11カ月ぶりの低水準まで低下した。原油相場が 1バレル当たり100ドルに近付いたことに加え、アジアと欧州の株式相 場が下落したことを背景に、安全投資としての国債需要が高まった。

米金融当局の追加利下げが予想される一方で、欧州中央銀行(EC B)は政策金利据え置きとの観測が広がったことから、ドイツ2年債と 米2年債の利回り格差は2004年3月以降で最大となった。欧州の各銀行 の米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連した評価 損が拡大するとの懸念を受けて、欧州の銀行や保険会社などのデフォル ト(債務不履行)に対する保証コストを示す指数は、同指数集計開始以 来の高水準を付けた。

バンカ・アルベルティニで19億ドル相当の債券運用に携わるアンジ ェロ・ドルシアニ氏は「債券相場は、政策金利見通しと株式相場混乱を きっかけとする質への逃避に左右されている」と指摘。同氏はまた「E CBが政策金利を年内いっぱい据え置く」との見通しを示した。

ドイツ2年国債の利回りはロンドン時間午後4時40分までに、前日 比9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下し、3.64%となっ た。一時は12bp低下する場面もあった。同国債(2009年9月償還、表 面利率4%)の価格は0.14ポイント上昇し100.60。ドイツ10年国債の 利回りは3bp下げ4.02%。

ドイツ2年債と米2年債の利回り格差は11bp拡大し、65bpとなっ た。10月15日時点では1bpだった。

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