11月の英中銀MPC議事録:7対2で政策金利据え置きを決定(2)

イングランド銀行が21日公表した議事録 で、今月8日に開かれた金融政策委員会(MPC)が7対2で政策金利を

5.75%に据え置くことを決めたことが明らかになった。

議事録によると、MPCは、原油と商品の相場上昇がインフレ高進につなが るリスクがあり、また利下げはその意図が誤解される恐れがあるとして、据え置 きを決めた。利下げを主張したのはギーブ副総裁とブランチフラワー氏だった。

キング総裁が先週、英経済成長が「急ペースで」減速するとの見通しを示し た。ギーブ副総裁は20日、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ン問題の影響から、金融市場は年末までに新たな逼迫(ひっぱく)に直面する可 能性があるとの見方を示した。

議事録によれば、金利据え置きを支持したメンバーらは、過去最高値を更新 している原油価格が「インフレの上振れリスク」ではあるものの、「予想されて いる減速が指標に表れるのか、また表れるとしたらそれがどの程度なのかを見極 める時間」が必要だと指摘した。

一方、利下げを主張したメンバーは、「データを待ってから中立な水準に向 けて利下げを実施した場合、減速がより急ペースに長く続く危険性がある」とし た。

モーリー・ファンド・マネジメントのエコノミスト、スチュワート・ロバー トソン氏は、議事録は「メンバー全員が成長は減速すると認識していた」可能性 を示唆していると指摘。ただ「12月の利下げを確実にするには不十分だろう。 私は来年まで利下げを見送るとみている」と語った。

ポンドはロンドン時間午前10時10分(日本時間午後7時10分)現在、対 ドルで約0.3%安の1ポンド=2.0562ドル。9日には過去26年で最高値となる

2.1162ドルを付けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE