中国人民元:ドルに対し続伸-EU代表団との協議を来週に控え

中国外国為替取引では、人民元がドルに対 し続伸した。欧州の財務・金融当局のトップを含む欧州連合(EU)代表団は来週 の中国訪問の際に人民元の上昇ペース加速を求めるとみられている。

人民元は対ドルで年初から5.4%上昇しているが、欧米の当局者は中国産輸入 品を抑制するには不十分であるとし、世界の貿易不均衡を訴えている。中国人民銀 行の周小川総裁は18日、人民元の1日当たりの許容変動幅を現行の上下0.5%か ら拡大し、同通貨の柔軟性を徐々に拡大させることを検討すると語った。

オーバーシーズ・チャイニーズ銀行(OCBC)の通貨ストラテジスト、エ マニュエル・エン氏は、「中国当局者のコメントは柔軟性の拡大が準備されている ことを示唆している」と指摘した上で、「人民元の一段高を望む人々にとっては、 非常に心強いことだ」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.15%高の1ドル=7.4110元と、こ こ2週間で最大の上げとなった。2005年7月のペッグ(連動)制廃止後の上昇率 は11.7%となった。

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁やルクセンブルクのユンケル首相兼 財務相率いるEU代表団は27日に北京を訪れ、2日間にわたり中国当局と協議す る。ポールソン米財務長官は来月、中国を訪問する予定。

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