プロトン:自力再建は難しい公算-独VW・米GMとの交渉打ち切り

経営難に陥っているマレーシアの国営自動 車メーカー、プロトン・ホールディングスの自力再建は難しくなる可能性がある。 同国政府は20日、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)と米ゼネラル・モータ ーズ(GM)の間で進めていた提携交渉を打ち切ったと発表した。

プロトン株43%を保有するマレーシアの政府系投資会社カザナ・ナショナ ルは、交渉打ち切りの理由について、プロトンに収益改善の時間を一層与えるた めだと説明した。また戦略的提携については、後日「必要に応じて」検討し得る、 との見解を示した。

CIMBプリンシパル・アセット・マネジメント(クアラルンプール)で 54億ドルの資産運用に携わるレイモンド・タン氏は、「プロトンにとっては大き な痛手だ」と述べ、「同社には、提携先からの新しい技術が必要だ。自ら技術を 開発するだけの力は持ち合わせていない」と指摘した。

プロトンは、新モデル生産や販売回復のため提携先を探していた。同社の決 算は、純損益が5四半期連続で赤字となっている。8月に発売したセダン「ペル ソナ」の新モデルに対する需要が会社予想を上回る一方で、一部のアナリストは それだけでは自力再建には不十分との見方を示している。

アセアムバンカーズ・マレーシアの研究責任者、ビンセント・コー氏は「経 営陣は、立て直しのため立派な仕事をしてきているが、恐らく十分とは言えない だろう」と指摘した。

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