世界の高級オフィス賃貸料:ロンドンが首位、2位はムンバイ-調査

世界最大の商業不動産ブローカー、CBリ チャード・エリス・グループの調査によると、今年の高級オフィス賃貸料の世 界ランキングでロンドンとムンバイ、モスクワが上位に並んだ。

CBリチャードが半年に一度実施しているグローバル・マーケット・レン ツ調査によると、ヘッジファンドや投資会社などが本拠とするロンドンのウエ ストエンドの平均年間賃貸料は、今月時点で1平方フィート(0.0929平方メー トル)当たり328.91ドル(約3万6100円)と、2位のムンバイ(同189.51ド ル)を74%上回りトップ。ウエストエンドにはメイフェアやセントジェームズ、 ソーホーなどが含まれる。これに対しロンドンの金融街シティーの平均賃料は

180.80ドルだった。

金融サービスの成長や原油価格が過去5年間で3倍に高騰したこと、新 興市場国の急速な景気拡大が世界のオフィス需要を押し上げており、賃貸料は 過去最高水準にある。

CBリチャードの調査担当責任者、レイ・ウォン氏は、「賃貸料が最も高い 市場では、相場がピークに近いなら上昇期待はわずかだが、ほかの市場では、 特に資源セクターが需要の増加を追い風にさらに急速に押し上げていくだろ う」と分析した。

北米市場でオフィス賃貸料が最も高額だったのは、マンハッタンのミッド タウンで平均100.79ドル。これは世界ランキングで12位。ニューヨークのダ ウンタウンは53.47ドルで、世界46位。

賃貸料の値上がり率で最高だったのは、金融機関からの需要が旺盛だった シンガポールで、前年同月比83%上昇。モスクワは同65%上昇、コンピュータ ー関連企業の需要を追い風にムンバイは同55%上昇した。石油産業の中心地で あるカナダのエドモントンは43%上昇となり、値上がり率は世界9位だった。 エネルギー会社が増員に対応してオフィスの賃借を増やしていることが背景に ある。

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